2014年10月11日


powercfg.exe でシステムの電源設定の管理

現在使用している設定の確認
C:\Users\lightbox>powercfg.exe -l

既存の電源設定 (* アクティブ)
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電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e  (バランス) *
電源設定の GUID: 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c  (高パフォーマンス)
電源設定の GUID: a1841308-3541-4fab-bc81-f71556f20b4a  (省電力)
▼ powercfg.exe -q 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e で全ての一覧を出し、スリープに関する GUID を取得して表示する スリープの電源設定の内容を表示
C:\Users\lightbox>powercfg.exe -q 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e 238c9fa8-0aad-41ed-83f4-97be242c8f20
電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e  (バランス)
  サブグループの GUID: 238c9fa8-0aad-41ed-83f4-97be242c8f20  (スリープ)
    電源設定の GUID: 29f6c1db-86da-48c5-9fdb-f2b67b1f44da  (次の時間が経過後スリープする)
      利用可能な設定の最小値: 0x00000000
      利用可能な設定の最大値: 0xffffffff
      利用可能な設定の増分: 0x00000001
      利用可能な設定の単位: 秒
    現在の AC 電源設定のインデックス: 0x00000708
    現在の DC 電源設定のインデックス: 0x00000384

    電源設定の GUID: 94ac6d29-73ce-41a6-809f-6363ba21b47e  (ハイブリッド スリープを許可する)
      利用可能な設定のインデックス: 000
      利用可能な設定のフレンドリ名: オフ
      利用可能な設定のインデックス: 001
      利用可能な設定のフレンドリ名: オン
    現在の AC 電源設定のインデックス: 0x00000000
    現在の DC 電源設定のインデックス: 0x00000001

    電源設定の GUID: 9d7815a6-7ee4-497e-8888-515a05f02364  (次の時間が経過後休止状態にする)
      利用可能な設定の最小値: 0x00000000
      利用可能な設定の最大値: 0xffffffff
      利用可能な設定の増分: 0x00000001
      利用可能な設定の単位: 秒
    現在の AC 電源設定のインデックス: 0x00000000
    現在の DC 電源設定のインデックス: 0x00000000

    電源設定の GUID: bd3b718a-0680-4d9d-8ab2-e1d2b4ac806d  (スリープ解除タイマーの許可)
      利用可能な設定のインデックス: 000
      利用可能な設定のフレンドリ名: 無効
      利用可能な設定のインデックス: 001
      利用可能な設定のフレンドリ名: 有効
    現在の AC 電源設定のインデックス: 0x00000001
    現在の DC 電源設定のインデックス: 0x00000001
元々、他の設定によりスリープを使用しないようになっていますが、設定値の変更は可能です。 ▼ control.exe powercfg.cpl,,3 で表示されます AC 電源設定の『次の時間が経過後スリープする』を 0 に設定する ( これはダイアログから設定するのと同じ結果になります )
C:\Users\lightbox>powercfg.exe -SETACVALUEINDEX 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e 238c9fa8-0aad-41ed-83f4-97be242c8f20 29f6c1db-86da-48c5-9fdb-f2b67b1f44da 0
電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e  (バランス)
  サブグループの GUID: 238c9fa8-0aad-41ed-83f4-97be242c8f20  (スリープ)
    電源設定の GUID: 29f6c1db-86da-48c5-9fdb-f2b67b1f44da  (次の時間が経過後スリープする)
      利用可能な設定の最小値: 0x00000000
      利用可能な設定の最大値: 0xffffffff
      利用可能な設定の増分: 0x00000001
      利用可能な設定の単位: 秒
    現在の AC 電源設定のインデックス: 0x00000000
    現在の DC 電源設定のインデックス: 0x00000384
スリープには二つの状態があります 1) スタンバイ : メモリ上にデータを置いて停止 2) 休止 : HD上にデータを置いて停止( 電源を切る ) ファイル名を指定して実行から、gpedit.msc を実行し、グループポリシーエディタで『スタンバイ状態を許可する』を有効にすると、スリープの設定にスタンバイの設定が表示されます( 設定: なしというのは、powercfg.exe で 0 に設定した結果です ) ハイブリッドスリープを許可しないようにするには、グループポリシーエディタで『ハイブリッドスリープをオフにする』を有効にします。 つまり、『スタンバイ状態を許可する』を有効にして、『ハイブリッドスリープをオフにする』を有効にすると、完全な休止状態のみが可能になりますが、powercfg.exe の表示からも確認できるように、『次の時間が経過後休止状態にする』という機能は実行されないようになっています。
    電源設定の GUID: 9d7815a6-7ee4-497e-8888-515a05f02364  (次の時間が経過後休止状態にする)
      利用可能な設定の最小値: 0x00000000
      利用可能な設定の最大値: 0xffffffff
      利用可能な設定の増分: 0x00000001
      利用可能な設定の単位: 秒
    現在の AC 電源設定のインデックス: 0x00000000
    現在の DC 電源設定のインデックス: 0x00000000
休止を設定するには、powercfg.exe -h on で休止可能にして control.exe powercfg.cpl,,3 で表示されるダイアログから時間設定を行います。 powercfg.exe -h off で設定ダイアログには表示されなくなります。 powercfg.exe -h on で休止可能にして、powercfg.exe -h -size 100 とすると、休止用のファイルを最大サイズで作成します( 50 以上が必要 )。また、このコマンドを実行するには、コマンドプロンプトを管理者権限で起動しておく必要があります。


posted by at 22:01 | 職人的 Windows | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする